外壁塗装は数十万円〜100万円以上の大きな出費。にもかかわらず、「工事後すぐに剥がれた」「説明と仕上がりが違う」など、後悔の口コミは後を絶ちません。本記事では、実際の口コミで多い“失敗理由”を徹底分析し、共通して見られた避けるべき業者の特徴を5つに整理しました。これから業者選びをする方は、同じミスを防ぐためのチェックポイントとしてぜひ参考にしてください。
3)目次
- 工事トラブルが多い原因とは?口コミから見えた共通点
・1-1 よくある失敗口コミの傾向
・1-2 失敗する人に共通する「事前不足」 - 避けるべき業者の特徴①:説明不足・契約不透明
・2-1 見積もり説明不足で起きるトラブル
・2-2 契約が曖昧な業者の見抜き方 - 避けるべき業者の特徴②:技術不足・下請け丸投げ
・3-1 下地処理不足がもたらす重大不具合
・3-2 元請け・下請け構造の注意点 - 避けるべき業者の特徴③:異常に安い見積もり
・4-1 安さの裏にあるコストカットの実態
・4-2 適正価格の判断基準 - 避けるべき業者の特徴④⑤:保証なし&アフター放置
・5-1 保証がない業者のリスク
・5-2 アフターフォロー体制の見極め方
1|工事トラブルが多い原因とは?口コミから見えた共通点
外壁塗装の口コミで多いのは「仕上がりが雑」「すぐに剥がれた」「工事中の説明がない」など、施工品質やコミュニケーションに関する不満です。特に多いのが、工事前の説明が不十分で、期待していた内容と実際の仕上がりにギャップが生じるケース。また、見積もりが細かく書かれていないため、後から追加費用が発生する例もよく見られます。
これらの口コミを精査すると、共通して「事前確認不足」「契約内容の曖昧さ」「技術力のばらつき」が原因として浮かび上がります。外壁塗装は専門知識が必要な工事のため、利用者が見抜きにくい点が多いのも問題です。つまり、依頼側が“正しい基準”を持ち、危険な業者の特徴を押さえておくことがトラブル回避の最も有効な手段といえます。
■図表:よくある失敗口コミの種類
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【外壁塗装で多い失敗口コミと原因】
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口コミ内容 主な原因
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■ 仕上がりが雑 | 職人の技術不足
■ 数ヶ月で塗膜が剥がれた | 下地処理の手抜き
■ 説明と仕上がりが違う | 事前説明不足
■ 工事後に追加費用を請求 | 見積もり不透明
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★ 共通点:説明不足 × 技術不足 × 契約の曖昧さ
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1-1|よくある失敗口コミの傾向
外壁塗装の失敗口コミには、明確な共通点があります。最も多いのは「仕上がりの不具合」。特に塗膜の膨れ・剥がれは、施工不良が原因であることが多く、技術の差がそのまま結果に現れます。また、「工事中に連絡がなく不安だった」「職人の態度が悪い」など、コミュニケーション面に不満を抱くケースも目立ちます。
さらに、「契約内容と違う」「オプションを後から追加された」など、契約不透明によるトラブルも頻出。これらは『説明力のない業者』に多く見られる特徴です。結局のところ、施工技術・説明力・管理体制の3つが弱い業者ほどトラブルにつながりやすいということが口コミから明らかになっています。
1-2|失敗する人に共通する「事前不足」
失敗した人の口コミを見ると、「業者を比較していなかった」「見積書の内容を理解していなかった」という事前準備不足が共通しています。外壁塗装は専門用語が多く、初めての人には判断が難しい工事です。そのため、業者任せにすると不利な契約を結ばされることもあります。
重要なのは、見積書の内訳を細かく確認し、「どの工程が、どのくらいの費用で、何日かかるのか」を把握すること。また、複数社に見積もりを取り、相場と比較することも欠かせません。事前準備をしっかり行えば、ほとんどのトラブルは回避できます。
2|避けるべき業者の特徴①:説明不足・契約不透明
外壁塗装で最も多いトラブルの原因が「説明不足」です。見積書に詳しい工程が書かれていない、使用する塗料の種類やグレードの説明がない、保証内容が曖昧など、説明力の低い業者は高確率で失敗につながります。説明が不十分だと、後から「そんな内容は聞いていない」「追加料金が必要と言われた」という状況が発生しやすく、大きなトラブルに直結します。
信頼できる業者は、どんな質問にも丁寧に答え、施工工程・材料・保証などを明確に言語化してくれます。逆に、曖昧な回答をする業者は危険信号です。
■図表:説明不足の業者に多い特徴
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【要注意!説明力の低い業者のサイン】
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■ 見積書が「一式」でまとめられている
■ 塗料のグレード(耐久性・メーカー)を説明しない
■ 保証期間や条件を曖昧にする
■ 質問すると回答が曖昧 or 話をそらす
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★ ポイント:説明できない=施工も雑な傾向
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2-1|見積もり説明不足で起きるトラブル
見積もりが不透明だと、最も起きやすいのが「追加費用トラブル」です。たとえば、足場代・高圧洗浄・下地補修などの項目が一式になっている場合、後から「補修に追加料金が必要」などと言われるリスクが高まります。
また、塗料のグレードを説明せず、安価な塗料を使われるケースも口コミで多数報告されています。見積書は“工事の設計図”であり、ここが曖昧な業者は注意が必要です。
2-2|契約が曖昧な業者の見抜き方
契約書に保証内容が書かれていない、工期が曖昧、使用材料の記載がないなど、契約書の内容が不十分な業者は要注意です。契約書はトラブルを防ぐための重要文書ですが、杜撰な業者はここを軽視しがちです。
見抜くポイントはシンプルで、「契約書を出すまでが早い業者」は危険。「内容の説明を丁寧に行う業者」は信頼度が高いといえます。
3|避けるべき業者の特徴②:技術不足・下請け丸投げ
外壁塗装は職人の技術により、仕上がりが大きく左右されます。下地処理を怠る業者や、経験の浅い職人を現場に出している業者は、施工不良を起こしやすい傾向があります。また、元請けが契約を取り、実際の施工を下請けに丸投げしている場合、管理不足によるミスや品質のばらつきが生じます。
技術不足の業者は、塗膜の耐久性が著しく低下するため、早期剥離や色むらなどのトラブルを引き起こしやすいのが特徴です。
■図表:技術不足の業者が引き起こす不具合
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【技術不足の施工で起きる重大トラブル】
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■ 塗膜剥離・浮き → 下地処理不備
■ 色ムラ・塗り残し → 職人スキル不足
■ 耐久性低下 → 2回塗りなどの手抜き
■ クラック補修ミス → 施工知識不足
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★ 数年で再塗装になるケース多数!
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3-1|下地処理不足がもたらす重大不具合
外壁塗装で最も重要なのは「下地処理」です。高圧洗浄の不足、旧塗膜の剥離作業不足、クラック補修の未施工などは、施工不良の大半を占めています。見た目はきれいでも、数ヶ月で剥がれるケースはほぼ下地処理不足が原因です。
下地処理は手間がかかり、時間も費用も必要な工程。そのため、安い業者ほどここを省略しがちです。見積書に「下地処理」が明記されていない場合は、十分注意が必要です。
3-2|元請け・下請け構造の注意点
元請けが営業だけ行い、実際の施工は下請けに丸投げする業者は管理が不十分になりがちです。情報伝達が曖昧になり、「聞いていた内容と違う」「細かい要望が伝わらない」といったトラブルにつながります。
施工品質も下請け依存になるため、職人のスキル差が大きいケースが多く、ばらつきが発生します。元請けが管理体制を持ち、写真報告や工程管理を徹底しているかどうかが重要な判断材料です。
4|避けるべき業者の特徴③:異常に安い見積もり
極端に安い見積もりを出す業者は、必ず「どこかを削っている」と考えるべきです。よくあるのは、材料の質を落とす、塗布回数を減らす、施工日数を短縮する、下請けに低価格で丸投げするなどのコストカット。
相場より2〜3割以上安い見積もりはとくに注意が必要です。安さにつられて契約した結果、数年で塗膜が劣化し、結局高額な再塗装につながるケースが後を絶ちません。
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【“異常に安い”見積もりの裏側】
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■ 塗料のグレードを勝手に安いものへ変更
■ 3回塗り → 2回塗りへ削減
■ 下地処理を簡略化(最も危険)
■ 工期短縮・人数削減で質が低下
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★ 相場より2〜3割安い場合は要警戒!
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4-1|安さの裏にあるコストカットの実態
極端に安い業者は、まず材料費を削ります。たとえば、メーカーの純正塗料ではなく、廉価版の類似品を使用するケース。また、標準の「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りをせず、2回塗りにして工期を短縮します。
さらに悪質な場合、職人の人数を減らし、1日で手早く塗ってしまうため、仕上がりの均一性が損なわれます。
本来の耐久年数10〜15年の塗料でも、実際には数年で劣化するなど、安さの代償は大きいものです。
4-2|適正価格の判断基準
外壁塗装の相場は、一般的な戸建て30坪で 70〜120万円前後 が目安です。この範囲を大きく外れる業者は、慎重に検討する必要があります。
判断ポイントは「工程の数」「塗料のグレード」「職人の人数と工期」。これらが明確に説明されていれば適正な見積もりと判断できます。
重要なのは、価格だけで選ばず、相場の範囲内で“説明が丁寧で施工管理がしっかりしている業者”を選ぶことです。
5|避けるべき業者④⑤:保証なし&アフター放置
保証の有無とアフターフォロー体制は、業者の信頼性を判断する最も分かりやすい要素です。保証がない業者は、施工に自信がないため提供していない可能性があります。また、工事後の定期点検や写真報告がない業者は、トラブル発生時に対応が遅れがちです。
外壁塗装は長期で結果が出る工事だからこそ、施工後のフォローが重要です。保証書を明確に発行し、連絡がつきやすく、アフター対応を体系化している業者を選ぶべきです。
■図表:保証・アフター体制の比較
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【信頼できる業者 vs 危険な業者】
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良い業者 悪い業者
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◎ 保証書を発行 × 口頭説明のみで証明なし
◎ 定期点検あり × 工事後連絡が取れない
◎ 工程写真を共有 × 写真や記録が一切ない
◎ トラブル時の対応が早い × 対応が遅い・曖昧
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★ 施工後の対応力=業者の本質
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5-1|保証がない業者のリスク
保証がない業者に多いのは、「施工後の不具合は責任を持たない」姿勢です。塗膜剥離や色ムラなど、施工不良によるトラブルは一定確率で起こり得ます。そのため、保証書がない業者は大きなリスクとなります。
また、保証期間の長さも重要ですが、実際に対応してくれるかどうかも大切です。口コミでは「保証はあると言われたが実際は対応が遅かった」という例も多く、実績と誠実さが評価されている業者を選ぶ必要があります。
5-2|アフターフォロー体制の見極め方
信頼できる業者は、施工後に定期点検を行い、万が一不具合があれば迅速に対応します。また、工事中の写真を残し、完了後に報告書としてまとめてくれる業者は管理レベルが高いと言えます。
逆に、工事後に連絡がつきにくい業者は最も危険です。電話に出ない、折り返しが遅い、メール返信が来ないなどの口コミが見られる業者は避けるべきです。アフター体制を明確に提示する業者こそ、長期的に安心して任せられます。
当社「HOPE建装株式会社」は、東京都西東京市に拠点を持ち地域密着で外壁塗装およびリフォーム工事を行っており、施工後の保証と定期点検サービスも充実しています。外壁塗装業者の選び方に迷われている方は、ぜひお気軽にご相談ください。